Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
(なお、長期保有のメリットについては、こちらの記事にまとめています)
(長期保有のメリットを統計的に検証した記事は、こちら)
では第71回の運用実績です。
2022年8月12日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:28546.98 (前週比+1.3%)
- S&P500:4280.15 (前週比+3.3%)
- ドル円レート*:1ドル=133.21円(前週比マイナス0.13円)
- 東証REIT指数:2012.17 (前週比マイナス0.5%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は95,961千円となりました。前週からプラス1.6%と、今週は小幅増となりました。
今週は日経平均は小幅続伸となりました。
週の終値で28500円を超える水準にまで回復し、順調です。
日本株としては上がる材料が全く見当たらず、この順調な値動きは下がり過ぎた反動にすぎないのでしょうか。
もちろん下がるより良いことは確かですし、この水準まで戻ってくれたのは素直にうれしいです。
また、S&P500は4週連続の続伸、しかもそこそこ大き目の上昇となりました。
まさに一時期の暗い相場観は一転し、明るい相場となってきました。
今週の為替レートはわずかにドル安となり、一時期のドル高水準からは遠のいてしまいました。
ドル建て資産を保有する身としては、もう1ドル140円に迫るレートには戻りそうもなく、寂しさがあります。
東証REIT指数は今週はわずかに反落してしまいました。
ただ、REIT相場はここ数週間は好調に推移しており、ありがたいことです。
運用全体としては、今週は日本株、米国株ともに株式相場が好調に推移したことから、運用資産は順調な週となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに小幅続伸となりました。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFはそこそこ大き目の続伸となりました。
一方、ハイテク株が中心の個別株は、エヌビディアが売上見通しを下方修正したことによる大幅な反落、アマゾンも前週の急騰の反動減があり、不調な週となりました。
米国以外では、今週は欧州株、新興国株ともに上昇しました。
東証REIT指数インデックスETFは、小幅反落となりました。
国内REITはしばらく上昇相場が続いてきましたし、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は小幅続伸となりました。
今後の運用について
2022年に入ってから、「忍耐力が問われる相場」がずっと続いています。
その中で、今週も株価自体は好調に推移し、少し落ち着ける水準まで戻してきました。
本当に底は脱したのではないか、と甘い期待を持ちつつあります。
一方、為替レートは一時期の勢いは消えてしまい、ドルが安くなっていきます。
ここ数か月ドル高頼みの資産運用状況となっていたので、この値動きはかなり厳しいものがあります。
さて、日本株は、前週ようやく日経平均株価で28000円を上抜け、今週も続伸したことで、本格的に底を脱し上昇基調に転じた気配を感じます。
米国株の上昇基調につられているのは確かだと思いますが、果たして日本株独自の上昇理由はあるのでしょうか。
個人的には、日本株の順調な理由がサッパリ分かっておらず、疑問は残ったままです。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、4週連続での続伸で、さすがに安心感が出てきました。
個人的には、「良いとこ探し」相場が続いているだけなのかもしれない、という不安はあります。
ただ、もう二番底を掘りに行くような大幅反落はないのではないか、と楽観的な気持ちになってきました。
(そう思った直後に大暴落に見舞われるのが今年の米国株なのですが。。。)
短期的には今回のような反発の流れと、その反動減の流れを行きつ戻りつしながら、中期目線では(あるいは長期目線でも)本格的に復調していくものと信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、それでも現時点で最もマシな運用先と考えていることと、いよいよ反転の機会が巡ってきた、という判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、今週は少し反落してしまいましたが、まだまだ安心感のある値動きです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第71回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)