Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第52回の運用実績です。
2022年4月1日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27665.98 (前週比▲1.7%)
- S&P500:4545.86 (前週比+0.1%)
- ドル円レート*:1ドル=122.52円(前週比+0.84円)
- 東証REIT指数:2022.49 (前週比+3.1%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は96,840千円となりました。前週からプラス0.7%と小幅ながら続伸しました。
今週は日経平均は大き目の反落となりました。
これは3月末の配当権利落ちの影響もありますので、インデックスETFはそこまで落ちていません。
また、S&P500は週間では小動きにとどまりました。
急反発後の値動きとしては順調ではないでしょうか。
ロシアのウクライナ侵攻は膠着状態ですが、市場はもはや織り込み済みといったところでしょうか。
今後の市場の争点はやはりインフレと金利動向、そして企業業績ということになりそうです。
その中で、ドル円レートは一方的な円安が続いています。
どの水準で落ち着くのか、こちらは見方が分かれているようです。
おかげさまで、ドル建て資産を保有する身としては、円換算額としてはプラスの方向に働きました。
東証REIT指数は反発と反落を繰り返していますが、今週は大きく続伸しました。
金利が高止まりしている中で、この上昇理由はよく分かりません。
運用全体としては、円安ドル高進行の影響が大きく、今週も順調な一週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに反落となりました。
前週までの急反発を考えると、大きな反動を受けることもなく、耐えてくれているのではないでしょうか。
海外株は、主力のS&P500インデックスETFなど、円安ドル高効果もあり小幅続伸となりました。
個別株では、エヌビディアやアルファベットが反落しましたが、ここ数週間の大幅反発からすると、多少の反動は仕方ないところです。
また、今週は欧州株と新興国株は大き目の続伸となりました。
東証REIT指数インデックスETFは、大幅に続伸しました。
国内REITは上げ下げの大きい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は大幅続伸となりました。
今後の運用について
2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、前週までの「忍耐が報われる相場」の後、今週は大きな反動も見られませんでした。
いよいよ、株式相場は落ち着きを取り戻したのではないか、と期待しています。
株価下落中の何とも嫌な気分を、何とか耐えきることができました。
そして、これからもこの繰り返しが続く中で、将来的に長期保有が実を結ぶことを信じるしかありません。
さて、日本株は、日経平均株価の9日間の連騰の後、大きな反動は今のところ見られません。
4月からは国内でも値上げ商品についての報道が増え、ここからの消費動向には注意が必要です。
また、ウクライナ情勢や原油価格も膠着状態ですが、良い方向に動く見通しが明らかとはとても言えません。
まだまだ反落低迷の可能性は覚悟しておくのが良さそうです。
ただ、5月以降は決算発表と業績見通しに注目が移っていくと思いますので、業績が好調であることが確認されるのを期待しています。
本格的な回復相場にはまだまだ遠いとは思いますが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。
次に米国株ですが、雇用統計も好調のようですし、S&P500は一旦底値を脱したのではないでしょうか。
やはり、回復するときは急回復を果たすのが米国株の特徴です。
こうなると保有し続けていたのは正解だと思います。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、現時点で最良の運用先と考えていることと、ここから少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
国内REITは、上向きの傾向となってきました。
もちろん油断は禁物ですが。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第52回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)