【第47回】2022年2月25日時点の運用実績(ロシアがウクライナに侵攻。株価はどうなる?)

スポンサーリンク
運用実績

Mr.老眼です。

この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の実例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。

あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。

長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。

では第47回の運用実績です。

2022年2月25日時点の運用実績となります。

主な指数の状況

まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。

  • 日経平均:26476.50 (前週比▲2.4%)
  • S&P500:4384.62 (前週比+0.8%)
  • ドル円レート*:1ドル=115.27円(前週比+0.05円)
  • 東証REIT指数:1862.86 (前週比▲2.3%)

*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。

運用総額の推移

運用総額は87,741千円となりました。前週からマイナス0.9%と続落しました。

今週はS&P500が反転上昇しました。
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻が実際に始まったことを受け、株価動向には悲観的な予測を立てていましたが、逆にこの日を境に米国株は上昇に転じました。

改めて、株価の予想は本当に難しいと感じました。
株式相場にとっては、「どうなるか分からない不安」の方が、「起こってしまった不都合な事実」よりもむしろ悪材料なのだ、ということだったのでしょうか。
起こってしまった事実は既に過去の事であり、株式相場は常に将来を読む性質のものである、ということなのかもしれません。

ドル円レートはほぼ前週から目立った動きはありませんでした。

一方、日経平均株価は大幅に続落し、ロシアのウクライナ侵攻を受け、一時26000円割れを記録するところまで下げました。
その後は米国株の復調を受け多少戻しましたが、週足ではプラスには至りませんでした。

東証REIT指数は大幅続落となってしまいました。

運用全体としては、米国株が戻した分を日本株とREITの下げが上回ってしまい、引き続き不調の一週間となりました。

資産クラス別状況

まず、ポートフォリオの状況です。

前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。

次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)

日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅続落となりました。

海外株は、S&P500インデックスETFは小幅ですがプラスとなりました。
また個別ハイテク株でもマイクロソフトは好調となり、アルファベット(グーグル)も小幅プラスを維持しました。
ただ、それ以外の個別株が落ち込んだことで、米国株全体としては低調な一週間となってしまいました。

更に、今週は欧州株と新興国株は大幅続落となり、厳しい展開が続いています。

東証REIT指数インデックスETFは、更に大きな続落となってしまいました。
国内REITは厳しい相場が続きますが、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。

新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週は大幅反落となりました。

今後の運用について

2022年に入ってからの「忍耐力が問われる相場」は、絶賛継続中です。
ウクライナ危機は、大方の予想とは全く異なり、あっという間に首都キエフまでの侵攻が進んでいます。
やはり将来の予測など全く当たらない、ということを痛感しています。

ここ数回の記事で繰り返し書いていますが、株価下落中の何とも嫌な気分は、表現しようもない不愉快なものです。
これに耐えないと、資産運用は上手くいかないものだと自分に言い聞かせるしかありません。

さて、日本株は、低空飛行を続けているものの、現実となったウクライナ危機は織り込んだと考えて良さそうです。
ただ、輸入物価の上昇を受けた「悪いインフレ」の進行は現実味を帯びてきており、短期的な景気悪化影響がどれほどのものか、まだまだ不透明感でいっぱいです。
海外投資家から見て、日本株は「上がり目のない割安株」と認識されているのではないか、という心配はずっと続いています。

当面は良い状況とは思えませんが、長期保有の有効性を信じ、数年先には再び日経平均株価3万円に近付く可能性もあると判断し、ポートフォリオにおいても日本株の比率は現状維持とします。

次に米国株ですが、S&P500はボックス相場に移行したと予測するものの、もう一段の下値をつける覚悟もしています。
ただ、ここまで我慢して一旦現金化するのもダメ戦略な気もしますし、かと言って他に良い運用先があれば別ですが、米国株以外の有望な運用先は今のところ見当たりません。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、消去法的に現時点で最もマシな運用先と考えていることと、まだもう少し下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。

国内REITは、引き続き弱い相場展開となっています。
金利上昇が落ち着いている中で、不動産がなぜこんなに弱いのか、正直なところさっぱり分かりません。
誰か教えてほしいくらいです。
以前から考えている通り、 国内REIT は株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。

日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。
情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。
忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。

以上、第47回の運用実績でした。

(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)