Mr.老眼です。
この運用実績の公開は、退職金を資産運用しようと考えている方々に、運用の一例として私のポートフォリオをそのまま公開し、その運用実績の経過を共有することで、何らかの参考にしていただけることを目的としております。
あくまでも実験台という気持ちですので、良いときも悪いときも、一週間ごとの推移をありのまま公開します。
長期投資を推奨するMr.老眼が、日々の値動きに狼狽しながらも辛抱強く長期保有を実践していく様をご覧いただければと考えています。
では第20回の運用実績です。
2021年8月20日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:27013.25 (前週比▲3.4%)
- S&P500:4441.67 (前週比▲0.6%)
- ドル円レート*:1ドル=109.62円(前週比▲0.81円)
- 東証REIT指数:2124.32 (前週比▲0.8%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は83,688千円となりました。前週から▲1.5%と大幅な下落となってしまいました。
今週は日経平均株価が大幅な反落となったことに加え、S&P500も前週から反落し、ドル円レートも前週から不利な方向に動いたことで、日本株、海外株とも下落となりました。
また、東証REIT指数も続落し、下落基調が続いています。
運用全体としては、ほとんどの銘柄が下落する悲しい1週間となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日本株は日経平均インデックス、TOPIXインデックスともに大幅な反落となりました。
前週に底入れ感が見えてきたと書きましたが、全くそんなことはなく、日経平均株価は年初来安値となってしまいました。
短期相場を見る目が全くないと改めて実感しました。
当面はこの株価水準で横ばい、あるいは更に掘り下げることも覚悟しておいた方が良さそうです。
海外株は、S&P500が反落したことと、ドル円レートが前週から不利な方向に動いたことで、ポートフォリオの主力VOOが下落しました。
ポートフォリオの大半を占めるVOOがこれだけ下落してしまうと、他でカバーするのは難しいですし、よく見るとVOOの前週比はまだましな方で、 欧州株インデックス(VGK) 、新興国インデックス(VWO) はもっとひどい状況になってしまいました。
VWOは中国株がボロボロのようで、保有比率が少ないものの、そこそこのダメージを受けています。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。
個別株では、唯一マイクロソフトだけが上昇してくれました。
一方、アマゾンは3週続落と悲しい推移となっています。
再上昇はともかく、まずは下げ止まってほしいところです。
東証REITインデックスは3週続けての下落となりましたが、野村マスターファンドは続伸しました。REIT市況は一進一退の状況となっています。
そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の値動きがあっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週はドル円レートの影響で反落しました。
今後の運用について
S&P500は下落しましたが、最高値更新を続けていたところでしたので、この程度の下落は問題ありません。ドル円レートのマイナス影響と重なってしまったのは痛かったですが。
多少の下落相場を経験しながらも、まだしばらくはS&P500は強い値動きが続くと見込んでいますし、大きな下落局面が来ても数カ月我慢すれば戻ると信じています。
これ以上増やせないくらいポートフォリオの大部分を米国株に配分していますが、他に有望な運用先が見当たらないことと、ここから相当下がっても耐えられるという判断で、米国株配分は維持していきます。
米国個別株の4銘柄は相変わらず値動きが激しく、結局個別株はギャンブルだということを意識させてくれます。
今後の運用として、さっさと手放してインデックス投資に切り替えるのが正解なのは分かっています。
ただ、個別株は勢いよく上がるときの幸福感が何とも言えないのです。
これがギャンブルの怖さなのでしょう。
あとは、今のポートフォリオではドル安が進行してしまうとドル建て資産が目減りしてしまうことについて、全く無力であるという問題があります。
S&P500を主力とする今の運用方針を考えると仕方ないのかもしれませんが、為替レートと資産運用の問題について先人の知恵はないものか、調べてみた方が良いかもしれません。
次に日本株ですが、全然ダメダメです。
前週に「下げ止まったかもしれません」と甘い見通しをしていた自分が悲しいです。
業績改善による利益見通しが上昇し、割安感が出ているという専門家の指摘も多いのですが、下げる一方です。
数カ月我慢すれば、着実に上昇してくるだろうと淡い期待をしていますが、どうなるでしょうか。
ポートフォリオとしては1割程度ですので、これ以上減らす必要もないですし、これ以上増やす勇気もありませんので、引き続き保有していきます。
国内REITは下げ基調となってきました。
以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、円で保有できるという安心感もあります。
値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第20回の運用実績でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)