第12回報告です。
2021年6月25日時点の運用実績となります。
主な指数の状況
まずは自分の資産運用に関連の高い主な指数の状況です。
- 日経平均:29066.18 (前週比+0.4%)
- S&P500:4280.70 (前週比+2.7%)
- ドル円レート*:1ドル=110.86円(前週比+0.63円)
- 東証REIT指数:2146.77 (前週比+1.6%)
*ドル円レートは運用実績確認時点の資産換算レートです。
運用総額の推移
運用総額は82,924千円となりました。前週から+2.3%の大幅増となりました。S&P500、日経平均、東証REIT指数と全ての指数が前週から上昇となり、ドル円レートも有利な方向に動いたことから、順調な運用実績となりました。
資産クラス別状況
まず、ポートフォリオの状況です。
前週からの入れ替えや追加に伴う大きな変動はありませんでした。
次に各資産クラスの明細です。(単位:千円)
日経平均インデックスは若干のプラスとなりました。週明けに想定外の暴落に見舞われましたが、翌日にはほとんど値を戻し、結局前週比では小動きの範囲内でした。下がったら買いたいという投資家がいることが確認されたのだと思いますが、一方で上値を切り上げていく状況にもなさそうです。
ポートフォリオの主力VOOは前週までの下降傾向から反転し、大幅な増加となりました。日経平均がもたもたしている中で、S&P500指数は最高値更新を連発しています。更にドル円レートが有利な方向に動いてくれたので、運用としては怖いくらい順調です。
2番目の「iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)」は今年のNISA枠として買い進んでいるものです。
個別株はアマゾン以外は順調に推移しました。エヌビディアは1株→4株の分割を発表した後、引き続き最高値を連発する展開です。
米国除く先進国市場インデックス(VEA)と新興国インデックス(VWO)は前週から反転し、それぞれ上昇しました。
国内REIT市場は、前週の下落から反転し、上昇しました。ここまでの上昇が想定外ですし、そもそも分配金利回りが目当ての資産ですので、多少の調整があっても気にしないことにしています。
新興国債券の運用はあくまでも実験的な意味しかありませんが、今週もわずかながらプラスとなりました。金利の上昇が止まっているのは不気味なところで、ここから数年は金利上昇はやむを得ないと考えています。そういう見通しから考えても、ポートフォリオの配分をここに増やすメリットは全くなさそうです。
今後の運用について
前週に久々の下げ局面を経験し、これは当面は期待できないかと思いましたが、すぐに回復してきました。特にS&P500の反転は強力で、バブルなのかもしれないと疑心暗鬼になってきます。バブル崩壊をくらうくらいなら、多少の下げ局面はむしろ歓迎すべきなのかもしれません。米国株は金利上昇を織り込んでくれるまでは不安ですが、長期的にはその後の上昇基調に目を向け、目先の調整局面に狼狽しないようにしたいと思います。
日本株は週明けにビックリさせたかと思えば、結局相変わらずです。あの一瞬の暴落はただのガス抜きのようなものだったのでしょうか。世界で日本だけが極端に下げたのですが、翌日の急回復も含め、ちょっと意味が分かりません。やはり短期の値動きに右往左往してはいけないなと思いました。ポートフォリオとしては継続保有のつもりですが、私の見通しは「出遅れているだけで、上昇のきっかけ待ち」です。引き続き、7月後半以降の第1四半期決算からの上昇を期待しています。
ギャンブルの名残である個別株ですが、まだまだ好調続きです。重ねて申し上げますが、個別株は結局は退職金の資産運用には向いていないと思います。いつの日か、インデックス系に集約していくかもしれません。
国内REITはまだまだ下がるかも、と思った矢先の回復で、拍子抜けです。以前から考えている通り、この資産クラスは株式の分散投資先として魅力的ですし、値動きよりも分配金の安定感が投資の狙いですので、価格が上げても下げても分配金が減らなければ問題ありません。長期保有を継続していきます。
日々の値動きに一喜一憂しないことを肝に銘じて、値動きを淡々と追い続けることだけに専念します。情報は広く収集しつつ、市場の今後の展開を見る目を養い、短期的な値動きに動じない精神力を身に着けたいと思います。忍耐強く、長期投資を心掛けて実践していきます。
以上、第12回報告でした。
(当ブログは運用銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願い致します。)